「あいすの家」ブランドで道内外問わず多数のファンを持つ長沼あいす。
実は、アイスだけではなく、スイーツや畜産加工品など幅広い商品を展開しています。
今回は、そのこだわりや商品への思い入れなどをお伺いしました。

主役は、新鮮な「生乳」
あいすの家(株式会社 長沼あいす)現会長であり、この会社を立ち上げた山口さんは
それまで牛乳生産と切っても切れない関係、酪農関連機器の販売を手掛けていました。
そんな「美味しい牛乳」を間近で見てきたプロが
創業の地に長沼町を選んだのは「近場から新鮮で良質な生乳が手に入る」という理由。
できる限り添加物を使わず、素材の味を生かす。
原材料がシンプルだからこそ、主役の「生乳」が重要なのです。
使用する生乳は全て搾ったその日のうちに加工されます。
ここで更にこだわるのがその殺菌温度。
チーズ用、アイスクリーム用、菓子製造用…
その商品における最大限の美味しさを引き出すため、
用途別に殺菌温度を設定する細やかさ。
美味しさを追求する事へのこだわりが見て取れます。

看板商品のアイスへのこだわり

社名にもなっている看板商品のアイスについて伺ってみると
あいすの家が取り扱うアイスには2種類あるとの事。
1つは、業務用として工場生産するアイス。
もちろん手抜きなし、高級料理店やジェラート屋さんが発注することもあるような本格的なアイスです。
もう1つは、一般のお客様向け、あいすの家が皆様に直接お届けするために作るアイス。
工場大量生産では製造できない、職人が製造する手間をかけたこだわりのアイスなのだそうです。
ここでもそのこだわりと努力が伺えるエピソードを頂きました。
冷蔵菓子の開発担当者さんは、どこかで新しいアイス屋さんがオープンしたと聞けばすぐに自らチェックしに出向くとか。
より良い味を求めて年中全国を飛び回り、1日7~8件のお店をはしごすることも。
日々研究して、自社の商品をマイナーチェンジ。それがお客様が飽きずにファンで居続ける秘密。
「味の研鑽を怠らない、妥協しない」
この精神はあいすの家全ての社員に共通するポリシーなんですね。
アイスだけではなくソーセージなどの畜産加工品も製造
酪農を間近で見てきた山口さんは、この北海道で良質な食肉が生産されていることも知っていました。
「安心・安全・美味しさの追求」このコンセプトはそのままに
2012年、山口さん自身の名前を冠した 燻煙工房「真巧(まこと)」ブランドを立ち上げました。
熟練職人の目でひとつひとつ手間をかけ丁寧に素材を選び、その美味しさを最大限に引き出すよう、混ぜ物無しの肉を最適な味付けで加工、最適なタイミングでじっくりと桜チップで燻製する。
原料となる豚にも、余市・北島農場の「麦豚」を使用しています。
「餌にこだわり健康な豚に育てる」抗生物質を使わず、良い水とその名の通り麦を餌に混ぜて育てる豚。
麦を食べて植物性の脂を蓄えた豚の肉は、さっぱりしていて旨い脂が乗っています。
こだわりの素材と、こだわりの製法。
2つの要素が掛け合わさったあいすの家の畜産加工品は、小さいお子様からお年寄りまで安心して美味しく食べられる商品に仕上がっています。

全ての商品に共通するポリシー
全ての商品に添加物・着色料を可能な限り使わない。
それでいて、美味しさの追求にも手を抜かない。
全てはお客様の安心・安全・美味しいの為に。
創業当初からのポリシーを真面目に守り続ける、まっすぐで真面目な会社の作る商品たち。
ぜひ一度お試しいただき、そしてこの会社のファンになって頂けたらと思います。
営業担当さんにお話を伺いました
今回、このページを作成するにあたりあいすの家営業の若月さんに取材としてお話を伺いました。
その中で、若月さん個人のご意見も深堀りさせていただきました!
Q. 若月さんの選ぶNo.1商品と、その理由を教えてください。
A. COW’S KITCHENのバジル味ですね。
物産展で全国を飛び回っていると生のお客様の声が聴けるのですが、お客様の声を聴いて開発した商品です。他のチーズ商品は買ってその場で食べられるものが少ない(カットしなきゃいけない、焼かなきゃいけないなど手間がかかる事が多い)のですが、カウズは出してそのまま食べられる、オードブルにも合わせられる商品です。フレーバーもバジルの他トッポギ、スープカレー、山わさびなどカラフルに展開していて楽しめますよ。
Q.あいすの家ならではの商品ってありますか?
ちーずゴロゴロフランクでしょうか。
うちは敷地内にチーズ工場も食肉加工場もあるんです。この商品に使用しているチーズはカチョカバロ正規品として作られた中でちょっとだけサイズが小さいなど「製法は同じ、味も同じだけど弾かれてしまったもの」を材料としています。なので味に妥協はありません。そして、同じクオリティの商品を他で作ろうと思うと物凄いコストがかかってしまうはず。
チーズもソーセージも同じ所で作っているこの会社ならではの商品だと思っています。
Q.お仕事をされていて、今までで一番嬉しかったことはなんですか?
A.カチョカバロチッコロやCOW’S KITCHENバジルを作って社内で表彰された時ですかね。お客様の生の声が聴ける立場だからこそ、自分でレシピ開発をしています。また、その開発した商品をお客様に初披露する際はとても緊張しますが、そこで初めて買って頂いた時はやっぱり嬉しいです。
若月さんはあいすの家に新卒入社、そこから勤続20年!
採用当初は社員4人というとても小規模な会社だったそうです。
そこから今日まで変わらず情熱をもって永く勤めていらっしゃる若月さんの話を伺って、ますますあいすの家という会社の魅力を感じることとなりました。

COW’S KITCHEN バジル味


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